図面化を外注化するには?図面バラシやデータ作成を託す先の選び方(第89号)
はじめに:自社のニーズに合った最適な委託先の選定
設計部門のリソース不足を解消するために、組立図からの「部品図バラシ」や手書き図面の「3Dモデル化」といった実務を外注化(外部委託)する企業が増えています。しかし、世の中には様々な設計会社や作図会社が存在するため、「どこに頼むのが自社にとってベストなのか」と悩む設計責任者の方も少なくありません。図面化やデータ作成を外注化するには、失敗しないための明確な選定基準があります。
課題・リスク:ミスマッチな外注先選びが招くコスト高と手戻り
図面化の外注先を、単に価格の安さやネームバリューだけで選んでしまうと、以下のようなミスマッチやリスクが発生しやすくなります。
- 過剰スペックによる高コスト: 複雑な構想設計まで手がける大手設計会社に比較的シンプルな部品図作成を依頼すると、不要な基本設計費用などが上乗せされ、コストが割高になる。
- 加工現場を知らないデータ作成: 3D CADの操作ができるだけの作業者にデータ作成を依頼すると、加工の手順や基準面が考慮されておらず、現場で加工できない「絵に描いた餅」のような図面が上がってくる。
結果として、自社での検図や手直しに膨大な時間を取られ、外注化のメリットが相殺されてしまいます。

解決策:図面化・データ作成に「特化した専門会社」を選ぶメリット
部品図バラシや3Dモデリングをスムーズに、かつ低コストで成功させるための正解は、設計ではなく「図面作成・データ作成に特化したサービス」を提供するパートナーを選ぶことです。
1. 3Dモデルと2D図面の「完全同期」による確実な品質
特化型サービスを展開する会社は、3D CADの高度な運用ノウハウを持っています。3Dモデルの修正がリアルタイムに2D図面へと連動する強固なリンク体制(完全同期)を徹底しているため、設計変更時でも寸法の転記ミスや修正漏れがなく、手戻りのないハイスピードな納品が可能になります。
2. 熟練設計者の手技による「現場目線の仕上げ」
AZA WORKSのように、複雑な基本設計は行わず、部品図作成や3Dモデル作成といった実務に特化している会社であれば、無駄なコストを抑えつつピンポイントで依頼が可能です。さらに、ものづくりの現場を熟知したベテランが「人の手」で丁寧な寸法配置や加工性の考慮(VE視点)を行うため、加工メーカーが迷わない完成度の高い図面が仕上がります。
おわりに:賢い役割分担で設計部門の生産性を最大化する
図面化を外注化するには、自社がコアな基本設計に集中し、手間のかかるバラシやデータ作成をその専門家に任せるという「明確な役割分担」が成功の鍵です。自社のニーズにぴったりと合う、図面作成のプロフェッショナルを右腕に迎え、ものづくりのスピードと効率を飛躍的に高めていきましょう。

