【現場激震】InventorやSOLIDWORKSのネイティブデータを外注に渡す際の「地雷」と回避術(第27号)
【AZA WORKS コラム】
はじめに
「データ送りました!」
その一言から始まる悲劇があります。3D CADのネイティブデータを外注先に渡した直後、電話が鳴り響く……。「パーツが足りません」「リンクが切れてます」「バージョンが違って開きません」。
今回は、設計現場で繰り返される「ネイティブデータ受け渡し事故」を防ぎ、外注先から「この会社のデータ、最高に扱いやすい!」と絶賛されるための必須設定と注意点をまとめます。
1. 「パック&ゴー」を忘れるな!リンク切れは信頼を削る
SOLIDWORKSなら「パック&ゴー」、Inventorなら「コピーを保存(Pack and Go)」。これを怠ると、アセンブリだけが届き、中身のパーツが一切表示されないという、シュールな地雷原が完成します。
- SNSでのバズりポイント: 「リンク切れアセンブリは、具のないラーメンと同じ。誰も満足できません」。必ずプロジェクトファイル(.ipj)や関連ドキュメントを一つのフォルダにパッケージングして送るのが鉄則です。
2. 「バージョンの壁」は、ベルリンの壁より高い
最新の2026年版でバリバリ設計して送っても、外注先が2024年版を使っていたら、そのデータはただの「開かない箱」です。CADのネイティブデータに下位互換性はほぼありません。
- 回避術: 事前のバージョン確認はマスト。もしバージョンが合わない場合は、STEPデータへ変換するか、AZA WORKSのように幅広いバージョンに対応できる外注先を選ぶのが賢い選択です。
3. 「フィーチャー情報の整理」というマナー
履歴が残るネイティブデータは、いわば設計者の「思考の垂れ流し」です。
- 地雷: エラーが出たままのフィーチャー、適当な名前のパーツ(「パーツ1」「コピーのコピー」など)、未定義のスケッチ。
- 解決: 「相手が修正しやすいデータ」こそが、修正費用の抑制とリードタイム短縮に直結します。AZA WORKSでは、こうした「汚れたデータ」のクリーニングから承ることも多いですが、自社で送る際も「不要な作業平面を消す」だけで、相手の工数は劇的に減ります。
AZA WORKSが選ばれる理由:データは「対話」である
私たちAZA WORKSは、受け取ったデータの「その先」を考えます。単に開けるかどうかではなく、加工現場でミスが起きないか、後の設計変更に耐えられる構造かをエンジニアの視点でチェックします。
「忙しくてパック&ゴーする時間もない!」「2D図面と3Dの整合性を取ってから送りたい」という時は、私たちの出番です。散らかった設計データを、宝の山に変えてお届けします。
おわりに
ネイティブデータの受け渡しは、単なるファイルの移動ではなく、設計思想のバトンタッチです。少しの手間で、外注コストもストレスも劇的に減らせます。「データの渡し方」を見直して、スマートな設計ライフを送りましょう!
